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(blog) コンプライアンスの考え方と労務管理

業務部の下村です。

 昨今、コンプライアンスについて事業所様よりご相談されることが多くなっているのですが、「コンプライアンス」とは何なのでしょう。
 狭義の意味においては「法令順守」ということになり、法律という決まりを知識として知った上で、悪く言えば、決まっているからやらざるを得ないという“他律的”な行動になります。
 広義の意味においては「企業倫理」ともいうべきでしょうか。上記の知識を“意識”することで“考える”。「こうしていったらいいのでは」、「こう考えるべきでは」と“自律的”に考え行動していく。またその行動は会社の利害関係者(ステークホルダー)から常に見られているわけで、この利害関係者には顧客や株主等の他に“従業員”も含まれています。
 私達の行動、取組みが、その利害関係者にどのように思われ、影響を与えているのか。
 利害関係者から信頼を得ることができるのかということから自律的に行っていく活動と考えます。

 人は価値観が異なる生き物です。なかなか一概に言えない難しさがありますが、せめて利害関係者に対し①気持ちのよいものであるか②公平であるのか③尊厳が保たれているものであるのか④信頼を獲得、維持できるものかを基準に判断して頂きたいと思います。
 ただ、それだけでは足りません。そこで「おかしいな?」「どうなんだろう?」と感じたときに、同僚や上司に相談できる、お互い指摘し合えるコミュニケーションしやすい職場環境であることが、コンプライアンス違反を予防する仕組みとなります。
 それでも迷った場合は、その行為が「家族や子供に自信をもって話せることか」で判断しても良いのではと感じます。

 労務管理面でもセクハラやパワハラ、長時間労働など様々な問題がありあますが、難しい労働法の定めはもちろんのことですが、広義の意味でのコンプライアンスの考え方を当てはめてみると、もっと簡単に“いい”“悪い”というものが理解できるのではないかと思います。
 ぜひ、皆様の事業所におかれましてもコンプライアンスについて一度考えてみる機会を作って頂けたらと思います。